ウイスキーに合うおつまみSnacks that match whiskey

「ウイスキーに合うおつまみは何か?」を考えるときに、いくつかポイントがあると私は思っています。まず、スコッチ・ウイスキーやアイリッシュ・ウイスキーなど、ウィルスキーにはたくさん種類があり、そのテイストに合わせたおつまみを選ぶ必要がある。たとえば、甘めのウイスキーには甘いおつまみ、辛めのウイスキーには辛いおつまみ、スモーキーなウイスキーにはスモーキーなおつまみ(要は燻製ですね)、といった具合です。また、飲み方によっても変わってきます。ストレートで飲むのか、水割りで飲むのか、ハイボールで飲むのかで合うおつまみも全然違うんですよね。

基本的に、ウイスキーは食事には合わない、と私は思っています。それを言っちゃあ・・・という感じですが、ウイスキーは度数が高く風味が強いので、食事の味わいや香りを消してしまうんですよね。なので、ウイスキーを“引き立てる”おつまみが少しあればいい。あくまでウイスキーがメインで、おつまみはサブという位置付けです。

前述の通り、ウイスキーにはいろいろ種類はあるわけですが、今回は僕の好物でもあるスコッチ・ウイスキーにフォーカスしてお伝えしたいと思います。ちなみに常飲銘柄はジョニー・ウォーカー黒ラベルです。ジョニー・ウォーカー黒ラベルはスコッチ・ウイスキーの中のブレンデッド・ウイスキー。味わいが強いモルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーをバランスよくブレンドしたウイスキーで、シングルモルト・ウイスキーと比べると、味わいや香りが洗練されています。

スコッチ・ウイスキーの中のブレンデッド・ウイスキーと絞っても、それでも銘柄は何千とあります。そこで、ひとつの観点として「スモーキーか、否か」で、それに合うおつまみを検証してみたいと思います。あくまで私個人の好みとして、ランキング形式で紹介します。

スモーキーなスコッチ・ウイスキーに合うおつまみ

第3位:スモークサーモン
第2位:スモークチーズ
第1位:いぶりがっこ

スモーキーなウイスキーには、スモーキーなおつまみが合います。つまり燻製しているということですね。燻製したサーモン、燻製したチーズ。そしていぶりがっこは、秋田県の内陸南部地方に伝わる野菜(主に大根)を燻煙乾燥させてつくる漬物です。

スモーキーでないスコッチ・ウイスキーに合うおつまみ

第3位:ドライフルーツ
第2位:チョコレート
第1位:ナッツ

スモーキーでないということは、煙たくないということ。原料的に言えば、ピート香が少ないということになります。スモーキーでないウイスキーは味わいがまろやかなため、香りが少なく、シンプルな甘みや苦味が楽しめるおつまみがお勧めです。

アプリコットやドライチェリーは、蜂蜜のような甘みのあるウイスキーと相性抜群です。また、ミルクの入っていないビターチョコレートは、カカオの苦さと甘みがウイスキーの味を引き立ててくれます。そして、定番中の定番、ナッツ。私もミックスナッツの缶を常備しています。ただし、一口にナッツと言っても、様々なナッツがあります。アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、くるみ、ジャイアントコーンなど。どのナッツがどのウイスキーに合うか、食べ比べ&飲み比べしてみるのも楽しいかもしれませんね。

番外編

アイリッシュ・ウイスキーやジャパニーズ・ウイスキーも、スモーキーでないスコッチ・ウイスキーと同様のおつまみが合うと言えるでしょう。一方、アメリカン・ウイスキーやカナディアン・ウイスキーは、コーン系のおつまみやレーズン、ビーフジャーキーがマッチします。加えて言うと、ハイボールには唐揚げや餃子、ソーセージなどでしょうか。

そんな中、私が自信を持ってお勧めしたいおつまみが、漬物です。スモーキーなスコッチ・ウイスキーに合うおつまみ第1位として、いぶりがっこを挙げましたが、いぶりがっこの上にマスカルポーネチーズを乗せるたりなんかすると、それはもう絶品です。以前はあまり見かけませんでしたが、最近では随分と市民権を得てきたようで、お洒落なバーのメニューにも載っていたります。ただやはり、スーパーなどにはまだあまり流通していないようなので、自宅で食べるなら通販をお勧めします。

いぶりがっこを手に入れたら、ウイスキーのおつまみだけというのももったいない。いぶりがっこを使用した料理のレシピが紹介されているサイトはいろいろあるので、ぜひ様々な食べ方にトライしてみてほしいです。下記サイトに掲載されている料理はどれもとてもおいしそうで、ウイスキーだけでなく、日本酒や白ご飯にも合わせてみたいと思います。

「メシ通」より、いぶりがっこのメニュー

おつまみの話に戻りますが、基本的には味の濃い漬物(浅漬けではなくヌカ漬け)が合うと思います。実は私は、仕事の都合で、2013年から愛知県のあま市に移り住んだのですが、あま市には、日本で唯一、漬物の神様が祀られている神社があります。その萱津(かやづ)神社では、毎月21日を「漬物の日」として、漬物文化を称え、漬物業界の更なる発展を祈る月次祭がおこなわれています。初穂料800円で、身体安全御幣守と季節の香乃物(こうのもの)がいただけます。その中でも8月21日は特別で、香乃物祭(別名・漬物まつり)が毎年開催されます。全国から多数の漬物業者が参列するのはもちろんのことですが、意外と一般の方も多く、ウイスキーのおつまみとして漬物をこよなく愛する私も、もちろん毎年参列しています。

萱津神社の公式Twitterより引用

萱津神社のサイトより、平成29年 香乃物祭 漬込神事の様子

他にも、「香乃物殿」にある漬物樽石を3回なでると漬物上手になれるという言い伝えがあるなど、漬物づくしの神社ですが、2本の榊が途中でつながって1本になっている「連理の榊」がご神木として祀られており、縁結びの神社としても知られています。

浅漬けでも、ウイスキーに合う食べ方はあります。私の友人は、白菜やキュウリの浅漬けに一味と鰹節をかけたり、夏には水ナスを合わせたりしています。特に水ナスは、市販のものを買うより自分で漬けたほうがおいしい、と言っていました。私もクックパッドのレシピで作ってみましたが、簡単な上に1〜2時間漬ければ食べられるので、またやってみたいと思います。